パナソニック健康保険組合 松下記念病院
守口市外島町
守口市・門真市と
包括連携協定を結び
さらなる地域貢献を目指す
ホスピタリティを重視し、地域住民に寄り添って様々な活動を行っている松下記念病院。昨年はその取組みが評価され、守口市・門真市と包括連携協定を締結するに至った。地域貢献を続ける村田病院長に現在の状況をうかがった。
地域医療への貢献
市民に開かれた病院として
多数のイベントを開催
現パナソニックグループの創業者である松下幸之助氏の発案により、昭和15年に設立された松下記念病院。その後、地域社会へ貢献することを目的に診療部門を拡大し、平成21年には地域医療支援病院、大阪府がん診療拠点病院の指定を受け、急性期医療において北河内医療圏を支える存在となった。令和7年2月には守口市、8月には門真市と包括連携協定を締結し、地域に寄り添う決意を新たにしている。「当院では市民の皆様のウェルビーイングやまちづくりに貢献するため、様々な取組みを行ってきました。特に健康について正しい知識を持っていただくための市民公開講座には力を入れていて、大小あわせて年間約40回程度開催しています。また、学校や会社、地域の医療機関の要請に応じて講師を派遣する出前講座も積極的に行っていて、こうした取組みを行政からご評価いただき、包括連携協定を結ぶこととなりました。これからはより一層地域の医療課題に向き合い、市民の皆様に愛される病院になることができれば」と、村田病院長は熱い思いを込めて語ってくれた。同院は市民講座以外にも地域に開かれたイベントを開催しており、子供たちが医師や薬剤師になりきって職業体験ができる『わくわくフェスタ2025』は、約2100名が訪れる大盛況のイベントになったとのこと。本年も5月16日に開催が予定されており、様々なブースの出展が企画されている。こうした講座やイベントに取込まれた熱中症や防災など災害対応力向上の取組みが総合的に評価され、令和7年度おおさか気候変動対策賞『適応分野』で大阪府知事賞を受賞するなど、外部からの評価も高い。

住民に人気を博している市民公開講座の様子

門真市との包括連携協定締結式の一幕

人工膝関節手術支援ロボットを導入し、より高精度の手術を行う
医療機能の更新
手術支援ロボットや
肥満症治療薬を導入
急性期病院としての役割を果たすため、同院は医療機能の強化にも邁進している。昨年には人工膝関節手術をより高精度に行えるよう、手術支援ロボットを導入した。「これまでの手術では、医師がレントゲン画像や経験を基に、骨の切除位置や角度を判断していたのですが、手術支援ロボットを用いることで手術中に膝の動きや骨の形をリアルタイムで解析することができ、人工関節をより精密に設置することができるようになりました」と村田病院長は語る。また肥満症に対応するため、使用できる施設が限られている肥満症治療薬の処方もはじめた。「処方までに当院で医師の診察、栄養指導や運動指導を最低6カ月間受けていただくなど条件が複数ありますが、効果的に体重減少を目指せます。肥満でお悩みの方は、糖尿病・内分泌内科の受診をご検討いただければと思います」。そのほか前立腺がんの診療にも注力。術者の技術差が少なく、より高精度でがんを検出できる『MRI超音波融合画像ガイド前立腺標的針生検』を導入し、もしがんが見つかった場合にはロボット支援手術を行うことが可能となっている。
災害訓練の実施
災害時の医療機能維持のため
BCPを策定し訓練を行う
近年各地で大規模な災害が頻発しているが、災害発生時でも医療機能を維持できるよう同院はBCP(事業継続計画)を策定しており、定期的に災害訓練を実施している。「年に一度大規模な訓練を行っていて、昨年は休日の職員が少ない状況を想定し、病棟での火災鎮火や負傷者対応に加え、外からの傷病者の受け入れをどのように行うかをシミュレーションしました。今後も地域の皆様が不安なく日々を過ごせるよう、行政とも連携を取りながら訓練に力を入れたいと考えています」。こうした努力を惜しまない姿勢は、地域住民の安心につながっているに違いない。

大規模災害が発生した場合でも病院機能が麻痺しないようBCPを定め、定期的に訓練を開催。昨年は休日に災害が発生したことを想定し、実践的に訓練を行った
hospital data
パナソニック健康保険組合 松下記念病院/TEL:06-6992-1231 守口市外島町5-55

