社会医療法人 美杉会 佐藤病院
枚方市養父東町
地域住民に寄り添い
介護医療院を開設し
医療機能も強化
急性期医療の充実や介護機能の強化を図り、枚方市においてますます頼れる存在となっている佐藤病院。地域医療への貢献のため、たゆまぬ努力を続ける河合院長に取材し、今注力している取組みについてうかがった。
佐藤病院の果たす役割
介護医療院の開設と
救急医療への尽力
枚方市を中心に、医療・介護・福祉のネットワークを展開する社会医療法人美杉会。佐藤病院はその中核病院として急性期医療を担っているほか、地域包括ケアにも注力し地域住民に安心感を与えている。昨年12月には、長期にわたって療養が必要な要介護認定者のため『介護医療院』を西館の4Fに開設した。「急性期や回復期の医療を終えて、その後ご自宅で療養できる方は良いのですが、様々な条件でそれができない方も多くいらっしゃいます。できるだけ住み慣れた地域で生活をしたいという患者さんのご要望にお応えできるよう、医療機能と生活施設としての機能を兼ね備えた介護保険施設を開設することにいたしました」と、河合院長。この介護医療院だけでなく、
美杉会には在宅医療、訪問看護・介護、特別養護老人ホームなど多様な機能・施設を持ち、必要に応じて速やかに連携することが可能だ。また、佐藤病院は大阪府指定二次救急医療機関として、救急車による搬送も積極的に受け入れている。詳細を河合院長にうかがった。「『断らない救急』をモットーに、24時間体制で可能な限りの患者さんを受け入れています。吐血、下血をしているケースや、腹部消化器系の疾患に関しては24時間緊急手術が可能です。また、ウォークインの時間外診療も年中無休で行っていますので、急病の時は夜間・休日を問わずお電話でお問い合わせいただければと思います。もし当院で対応できない場合には、症例に合わせて大学病院や近隣の病院を速やかにご紹介いたします。これからも『この街に住んでいて良かった』と地域の皆様に感じていただけるように、誠心誠意努力してまいりたいと思います」。

2025年12月に西館4Fに開設した介護医療院。医療機能と生活施設としての機能を持つ

泌尿器科が行っている手術の様子。WAVE治療以外にも、腹腔鏡を用いた低侵襲治療が可能

市民健康セミナーの様子
医療機能の増強
循環器内科と泌尿器科で
低侵襲治療を提供
佐藤病院は回復期や介護についての機能を充実させているが、主たる役割は急性期医療であり、常に能力を向上させている。直近の取組みについて河合院長にうかがった。「心臓カテーテルができる循環器内科の先生が少しの間不在だったのですが、新しい先生をお招きすることができました。対応している疾患としては、心臓に酸素と栄養を送る冠動脈が狭くなったり詰まったりして、心臓の筋肉が酸素不足になる虚血性心疾患などの冠疾患となります。また、泌尿器科では新たに前立腺肥大症に対するWAVE治療を導入しました。これまでの前立腺肥大症の治療は、肥大した組織を切除するケースが一般的でしたが、WAVE治療では肥大した組織に高温の水蒸気を注入して組織を壊し、数カ月かけて吸収・収縮させます。全員に適用があるわけではないのですが、10分程度で治療が終わり、出血リスクも減らせるので、患者さんにとってメリットが大きいのではないかと思います」。また、同院は大阪府がん診療拠点病院でもあり、手術、薬物療法、放射線治療に対応することが可能で、地域住民の生命を守ることに全力を尽くしている。




昨年枚方市と連携しながら実施された災害訓練の風景。枚方市を震度6強の地震が襲ったという設定で、救急患者さんをどう受け入れるかなどを想定して訓練が行われた
地域貢献のための取組み
市民健康セミナーの開催や
行政との災害訓練の実施
同院の取組みは診療機能の強化にとどまらず、地域貢献のために様々な活動を行っている。「近隣にお住まいの方に医療について興味を持っていただくために、定期的に市民健康セミナーを行っています。また、医療従事者は常に人手不足ですので、仕事についてもっと知っていただくために、中学生の職場体験の受け入れもはじめました。さらに、近年災害が頻発しておりますので、地震が発生した場合の救急受け入れなどの訓練を、昨年枚方市と連携して行いました。地域にお住まいの方にもっと寄り添えるように、これからさらに活動ができればと考えております」。
hospital data
社会医療法人 美杉会 佐藤病院
TEL:072-850-8711
枚方市養父東町65-1

