市立ひらかた病院

地域医療のカタチ

枚方市禁野本町
北河内唯一の公立病院としてどんな時も常に最前線で枚方市民のために尽くす

枚方市を含む北河内地域において唯一の公立総合病院である、市立ひらかた病院。人口約112万人の医療圏の要となる公立病院の役割と責務、そして同院のあるべき姿について林病院長にお話をうかがった。

公立病院としての役目

救急・感染・災害など
どんな時も最前線に立つ

「市立ひらかた病院があるから、枚方で安心して暮らせる。どんな時も頼りにされるのが、枚方市の中核を担う当院の務めです」と開口一番に話すのは、2019年の就任以来、地域に根ざした公立病院として住民との信頼関係を大切にする林病院長である。同院は北河内唯一の公立総合病院であり、市民の安心・安全な医療を提供するため、様々な役割を担い、数々のシーンの最前線に立つ。現在、24の診療科を設け、幅広い疾患に常時対応できる体制を整えつつ、なかでも救急医療に関しては「二次救急指定医療機関」として地域にとって欠かせない存在となっている。「当院では『断らない医療』を合言葉に急性期に対応しています。日々多くの救急搬送を受け入れ、救急の応需率は目標とする90%を超えるほど。2022年には北河内で唯一『大阪府小児地域医療センター』の指定を受け、感染症や熱性けいれん、てんかんなどで救急搬送されるお子様に対して、24時間365日体制で対応しています。地域の高齢化が進むなか、安心して子育てができる環境を整えることが、地域の未来につながっていくと期待しています」。今あるべき医療を提供し、未来にあるべき社会を創造する。そんな地域医療の核であり砦となる同院は、地域全体を脅かす有事の際も価値を発揮。「第2種感染症指定医療機関」としてコロナをはじめ、新興・再興感染症を含む様々な感染症に対応。今後予想される南海トラフでは災害医療の拠点となる「枚方市災害医療センター」の機能を発揮してくれる。「今後も枚方市にお住まいの皆さんの命の安全を守り続ける病院として、地域の未来を見据えた改革を進めてまいります」。

災害医療訓練を毎年実施し、「災害医療センター」として大規模災害に備える 
特定行為研修を終えた看護師。人材育成に努め、チーム医療の向上を目指す
広報誌「かわせみ」に続き、新たな市民向け広報誌「ほっと」を発刊

医療の最前線を強化

多種多様な資格を有する
コメディカルスタッフが活躍

今後も何十年と地域に寄り添うためには、患者からの信頼が欠かせない。そこで病院長が取組むのが最前線の強化である。「安心して受診できるかどうか。その点では医師の数と比べると何倍も多く、患者さんとの接点・距離が最も近い看護師やリハビリスタッフなどコメディカルの質がカギとなります。一人ひとりが使命とやりがいを持って働き続けられる職場環境の下、各々が日々専門性を磨いています」。同院では充実の育成プログラムで看護師を育成するほか、認定看護師や特定行為看護師の資格取得に向けた教育支援を行い、キャリアアップも支援。実際に現場では、救急看護認定看護師、がん薬物療法看護認定看護師、感染管理認定看護師など様々な看護師が活躍中だ。また、看護師以外のコメディカルスタッフに対しても資格取得を積極的にバックアップし、チーム医療の強化につなげている。「ありがたいことに当院はモチベーションの高いスタッフに恵まれ、各部署では病院の質を高めるためのプロジェクトチームが発足するほどです。一丸となって進める病院づくりは、まさに公立病院のあるべき姿と言えるでしょう」。

関西外国語大学訪問イベント「ひらきらカーニバル」を今年1月に実施。患者や地域住民に向けた、音楽・落語・フラダンス・少林寺拳法など楽しい出し物が盛りだくさん

市民に開かれた病院

情報発信と地域交流で
枚方市全体を健康に

 「公立病院は閉鎖的ではいけない」と考える病院長が目指すのは、情報発信や交流を積極的に行う「市民に開かれた病院」である。同院では2024年の開院10周年を記念した「ひら10(ten)フェス」を皮切りに、音楽祭の「ミュージックシェアリング」、関西外国語大学と連携した「ひらきらカーニバル」など、入院患者や地域住民を元気づけるイベントを数々開催。また、情報発信の場として市民向け広報誌「病院ニュース ほっと」も新たに発刊した。「目の前の患者さんはもちろん、公立病院として今後も広い視野と高い視座で北河内全体の健康を支えてまいります」。

hospital data
市立ひらかた病院
TEL:072-847-2821
枚方市禁野本町2-14-1 

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